2021年インデックス投資の心得

 
備忘録のつもりで記録します。
 
 
一行で要約すると「何があっても長期ホールド」です。
 
 
プロの投資家でなければ、長期投資で利益が出るようにセットしていると思います。
そうであればやはり長期ホールド、下がるときは買いです。
「暴落時もbuy&holdでマーケットに居続けるのがいつの時代も最も賢い選択となる。 」
 
<資産暴落時>
・株価はゆっくり上がり落ちるときは一気に落ちる。3年分の利益が1ヶ月で消し飛ぶのは普通。
 
・2020年のコロナショックで米国株は31%減程度。
リーマン・ショック時に日経平均株価は、約1か月半で約5,000円(約41%)下落。そこから数か月は回復したかのような値動きをしましたが、約6か月後にその一番底を約100円下回る、二番底をつけました。底を読むということも出来そうで不可能と思って良いと思います。
 
・米国株式では下記の通り。世界恐慌がすごい。
1929年8月~1932年6月:-86%【世界恐慌
1937年2月~1938年3月:-53%
1968年11月~1970年6月:-33%
1972年12月~1974年9月:-46%
1987年8月~1987年11月:-34%【ブラックマンデー
2000年3月~2002年10月:-49%【ITバブル崩壊
2007年10月~2009年3月:-56%【リーマンショック
2020年2月~2020年3月:-34%【コロナショック】
 
・5000万円の株式資産を形成したとしたら一時的に2500万程度に目減りする覚悟は必要。今までの記録では数年で元に戻ってはいる。
 
・暴落があっても2-3年で下げ止まることが多い。
・株価が下がり続けている時期でもドルコスト平均法で積立を続けると黒字になるケースもある。下がり続けていれば押し目買いも気持ち的には難しい、ドルコスト平均法がベター。
・「暴落時もbuy&holdでマーケットに居続けるのがいつの時代も最も賢い選択となる。 」
 
 
<全世界株投資の利回りについて>
・S&P500について
・86年間、年利9.7%。
・いろんな区切り方をすると以下のように-6.5%から14%など様々。
1946.1~68.12 14.0% 物価上昇率2.3%
1969.1~81.12 5.6%   物価上昇率 7.8%
1982.1~2000.3 18.3%  物価上昇率 3.3%
2000.4~09.3 -6.5%   物価上昇率 2.4%
・インフレを加味して実質は年率6-7%
・株式 4.5%、債券 1.5%、短期財務省証券 1.25% 著書、敗者のゲームより
 
 
 
・資産が2倍になるには→72の法則
4%で運用:72÷4=18 約18年必要
5%で運用:72÷5≒14 約14年必要
6%で運用:72÷6=12 約12年必要
 
 
 
<出口戦略:資産の取り崩し>
・老後の資産に4000万を積み立てても暴落により2000万程度の価値に目減りすることもある。その際は毎月10-15万取り崩す、4%/年ずつ取り崩すなどにより暴落が生じていないときと同じようなパフォーマンスで資産を取り崩す事ができるため基本的には心配ない。(取り崩しと同様に積立も定額を積み立て続けるのが良い)
・まとまって大きなお金がいるときは困る。
 
 
<暴落時の買い増し>
・低いときを狙って購入する方法をドルコスト平均法と対照的に押し目買いと呼ぶことも。
・「暴落時の底で投資する」ということは不可能と結論づけてよい。二番底が来る可能性、底を待っていると株価が上昇し利益を享受する機会を損失する可能性がある。
・リーマン以降10年以上上昇し続けたりと待つことによる機会損失が大きい。
・マーケットは誰にも読めないという前提のもと相場に関わらず積み立てることが一番効率が良い。
押し目買いではドルコスト平均法に勝てるかわからない上に、何より押し目買いのタイミングを計りチャートに張り付く時間が無駄。人生ではお金より時間が大事。
 
 
<暴落のストレス>
・暴落によるストレスは実際経験すると思ったより大きい。
 
そのリーマンショック時、特に2008年の10月、11月頃は(今から振り返ると)わたしはふつうの状態ではありませんでした。
喉はカラカラに乾き、心臓がバクバク鳴っていました。いつまで続くか分からない、底なしの『下降列車』に乗せられているような気分でした。
世の中を見渡すと、100年に一度の金融危機!資本主義の試練!株式市場は死んだのか・・。といった感じで染まっており、
どこを見ても【暗い、悲観に満ちた】景色ばかりで一投資家としてのわたしは、文字通りうなだれるしかなかったのです。
 
暴落に対する知識だけではなく「覚悟」が必要。
しっかり売らずにホールドして時間をかけて回復を待つのが結果的には最善策となることが多い。
 
「暴落時もbuy&holdでマーケットに居続けるのがいつの時代も最も賢い選択となる。 」