今日変われなければ一生変われない

 

「後回しに」しない技術

イ・ミンギュ

 

 <2つの締め切りを作る>

夏休みの宿題を夏休み前日に追われるようにやる、大学のレポートを提出前夜に徹夜してやる、などのように、人は作業の内容や量より締め切りの期間によって作業が終了するのにかかる時間が決まってしまうことが多々あります。

これをパーキンソンの法則と言います。

締め切りギリギリまでダラダラして締め切り間際でお尻に火がついたようにやるやり方はもちろん良くありませんが、まずは人間にはそうしてしまう性質・法則があるということを理解してください。

 

 

 

効率が悪いひとの悪い行動パターンと改善方法は以下の通り。

 

・やり始める腰が重い、やらない言い訳を考える。

→何も考えずにすぐ始める。一番エネルギーが必要なのは最初だけ!

 気分が乗らなかったら止めてもいいので始める。

→2重の締切を作る。作業完了のデッドラインだけでなく、開始のデッドラインを作る。まずは開始するだけで良い。

→可能であれば仕事や作業の100%のうち20%を終わらせてしまう。2割ほどやればこの仕事があとどれくらいの時間が必要なのかだいたい見当がつく。

 

 

・最後まで仕上げられない。

→完璧でなくて良いので終わらせる。二度触るより一度のタッチで完了させてしまう。

→完璧主義より着手手技や完了主義。

 

 

<自己規定効果>

自己一貫性原理が働き、人間は自ら思い描くイメージ通りの人間になります。

 

 

<時間不一致現象>

ある物事をするのに、すぐにやるのは難しく感じるが、あとでやるのは簡単に感じてしまう現象。

今目の前にあるお菓子を我慢するのは難しいが、新年からお菓子を我慢するのは簡単に感じられるように、同じ内容なのに時期や時間によって難しさが一致しないことがあります。

 

この現象によって「明日に」「あとで」と人は先送りをしてしまいますが、やるべきベストタイミングはいつだって「今日」「いま」なんです。

 

 

 

<ベストタイミングはいつだって「今日」「いま」>

 

人生でもっとも破壊的な単語が「あとで」、

人生でもっとも建設的な単語は「いま」。

 

人生は今日だけでできており、明日はいつだって先にあり、やって来ることはありません。

毎日毎日今日一日だけを頑張ったぞと言える日にしましょう。