資格勉強方法

資格勉強方法と受験勉強の違い

学生時代の受験勉強は3年間かけていかに長期記憶を定着させていくかが重要。

一方で資格試験、特に社会人は時間が少なく、邪魔(記憶の定着への)も多い。

何周も勉強し長期記憶へ持っていくために「いかに効率よく進めていくか」に重点が置かれる。

勉強スタイルは人によるが、まだ確立していなければ以下を参照。

 

・書いて覚えるより、黙読・音読をして覚える。

学生は正確な漢字やスペルが要求されるのでときには書いて覚える必要がある。社会人の試験はマーク試験が多いので、書いて1回覚えるより、音読や目で読んで3-5回覚えるほうが記憶の定着に良いと言われている。

 

・きれいなまとめノートを作るのはなるべく避ける。

学生であれば長期記憶を狙って自分で表などをまとめてもよいが、社会人は時間がないため時間がかかる作業はなるべく避け、テキストの表などを使用する。特にテキスト丸写しに近いノートは不要である。捨ててよい紙に何も見ずに表を書き出す、覚えてない箇所を確認するなど、アウトプット中心の勉強が良い。

 

・教科書(教本、テキスト)は主要なものを一つに絞る。

完璧に理解してから次の単元に進むというやり方を繰り返し1周だけ勉強して試験に挑むとうまく行かないことが多い。理解しなくて良いのでまず軽く1周読み進め全体のボリュームを掴む。2周目はもう少し理解しようと努め、その後何周も通読し理解を深める。
「人間は必ず忘れる」という前提のもと、エビングハウス忘却曲線を意識してより効率よく長期記憶に持っていく。1時間を1日勉強するより20分間×3日間のほうがより記憶に定着する。浅く広くを何度も繰り返すイメージ。深く理解するより浅く何往復もして記憶に定着させる。

 

・基本ばかり重視しない

学生の受験勉強ではないので、 スポーツで言う「体力作り」「基礎練習」に充てる時間は多くない。「練習試合」「大会試合」(つまり過去問や模試)を早い段階で積極的に行い、そこから必要と感じた基礎能力を逆算して勉強する。アウトプットを意識した勉強を行う。こういう使い方をするのでこの基礎知識はこの程度必要だというように勉強しなくてはいけない基礎を把握しておく。

 

・簡単な学習計画を立てる

遅れを調整できるように予備日を設け、進捗に応じて適宜調整を入れる。

 

過去問が大事

過去問は貴重なので最後の力試しに取っておこうとすると効率が非常に悪い。教科書を軽く一周流し読みした時点かその前に一度過去問を受けておく。

教科書を読むときは、わからないところは流してもいいので一度さらっち読んでおく。重要なのは、どこにどの範囲があって、全体の量がどのくらいあるのかを把握すること。日本地図で言えば、北海道、本州、四国、九州があって、本州が一番大きいんだな、ということを把握するレベル。いきなり各都道府県の面積や人口などを覚えていくような勉強法では、いつまでたっても1回目が終わらないということは想像できる。1回読んだらなるべく早い段階で過去問に取りかかる。

「過去問は参考書を立体化するもの」

合格点に達するためにはどのような単元をどれくらい理解しなければならないかをまず測っておく。問題形式や基本や応用問題の割合を把握しておく。 

 

 

全体の概観を掴む

・目次を読む

・ざっと1回流し読みする

・過去問を解析する

どのような回答形式なのか、実際はマーク形式が多い。

どこまで詳細に覚える必要があるのか。数字まで詳細に問われるのか、考え方を問われるのか。

難易度の構成(基本6割、応用4割など、ネットで情報を仕入れられることも)